「Python」が活躍する場面

Pythonで作れるもの

日常生活に関わりのあるプログラミング言語のひとつとして、Pythonの事例をいくつか見てみましょう。Pythonで作れるものの中で代表的なのが、Webアプリ、人工知能、データ解析ツール、データ分析ツールなどです。

Webアプリ

Pythonで作られているものの代表格といえばWebアプリです。Webアプリとは、YouTubeやInstagramのような端末に関係なく使うことができるアプリのことです。動画やSNSがもはや生活にかかせないものとなっている人は多いのではないでしょうか。仕事効率化のためにDropboxのようなWebアプリを使うのも当たり前の時代です。こうしてみると、Webアプリが日常生活にすっかり浸透していることがわかりますよね。PythonはWebアプリ開発との相性がいいんです。メンテナンスがしやすい機能をすぐに作れてしまうので、Webアプリをどんどん進化させることができます。アイデア次第で、世界中の人たちに愛されるWebアプリを作れるかもしれませんよ。

データ解析、データ分析アプリ

データ解析やデータ分析に関するWebアプリは、YouTubeやInstagramのように多くの人が日常生活で使うようなものではありません。でも、データ解析やデータ分析アプリが私たちの日常生活に及ぼしている影響ってかなり大きいんです。例えば、とあるスーパーの売上が急に落ちたとしましょう。いつも通りに営業しているはずなのに、明らかにお客さんが通常とは違う動きをしています。なぜそうなのかについて知る手がかりになるのが、お客さんの来店回数や購入している商品、商品の数、1人あたりの単価などのデータです。前の月のデータや前年同月のデータ解析や分析をすることで、お客さんが他店に流れてしまっている傾向をキャッチできたりします。取り返しのつかないことになる前に手を打つことで、お客さんにまた戻ってきてもらうことができるかもしれませんよね。そのようなデータ解析やデータ分析専用のアプリの多くは、Pythonを使って作られているんです。よく使われるツールとしては、数値計算やデータ操作ツールの「Numpy」や、グラフの操作および統計解析ツールの「graph-tool」などがあります。

人工知能

人工知能の技術は、これからのITにかかせない技術のひとつですよね。Pythonは人工知能の開発に適しているプログラミング言語として注目されているんです。特に、機械学習やデープラーニングを得意としています。ソフトバンクが開発したロボットの「Pepper」も、Pythonで作られているんですよ。人工知能研究はまだまだこれからの分野なので、Pythonを使うならぜひチャレンジしてみてくださいね。